『ぐちゃぐちゃ』

宮沢 弘

第20回 【シナリオのテーマ】

皆さん、シナリオを作る時、きちんとテーマを考えてますか? 以前、RPGの 重層構造について書きましたが、シナリオのテーマというのも重要な要素にな ります。

テーマを持つといっても、1づつのシナリオごとに持つのか、あるいはいつ も同じテーマで通すのかという違いも有ります。私としては、いつも同じテー マで通すのをお勧めします。なぜなら、そのテーマが、GMの特色になるからで す。そうなると、シナリオを作るのも楽になりますし、プレイヤーの側からも、 シナリオの様子が分かり易くなるという利点が有ります。もちろん、マンネリ にならないように気をつけなければなりませんが。

私の場合、ほとんどすべてのシナリオにおいて、「狂気」がテーマになっ ています。「狂気」と言っても、精神病的なものではなく、いわば「魔が差し た」とか、考え方の根底にある異様さなんかが対象になります。

特に、これまた私の場合では、テーマがある程度明確になっているシナリ オの場合は、ちゃんと遊べるのに対して、テーマがはっきりしないものの場合 ではいまいちのものになる事が多いようです。これは、私のシナリオの形式に もよるのでしょうが、私のシナリオは、ストーリー重視のものだからかもしれ ません。

テーマが有るということは、何か言いたい事が有るということです。はた してRPGのシナリオにそんなものが必要なのかどうかは分かりません。でもテー マが有ることで、セッションに深みが出るのではないかと思います。ま、本当 にそうかどうかは、私のセッションに参加した方でなければ答えられませんし、 仮に、そういう方に聞いても、良い答えが得られるとは限りませんが。ただ、 いつも、敵を倒しておしまいというだけではなく、少しは考えるのも良いので はないでしょうか。擬似体験がRPGの醍醐味であるならば、その体験を通して 考えることが有っても良いでしょう。それもRPGの1つの側面だと思います。

というわけで、今回はここまで。次回は、GMの心得について考えてみたい と思う。そうそう、この記事に対するご意見などは、 skoba@hamal.freemail.ne.jp までお寄せいただきたい。返信するかどうかは 分からないが、参考にはさせていただきます。