さて、この記事もとうとう終わります。もっと「こうなんだ!」 とか、 「こうしろ!」 という感じで強く書ければ良いのですが、なかなかそれは難し いものです。それは1つには私個人の能力や経験の不足に起因しています。
その他にも、RPGのシステムはおそらく未だ発展途上にあり、ベストなシス テムというものが (有るにせよ、無いにせよ。また1つにせよ複数にせよ) 発 見されていません。ですから、これからも様々な試みがなされるでしょうし、 その試みの多くは商用RPG以外の同人RPGなどでも行なわれるでしょう。 [an error occurred while processing this directive]
Best なシステムは、おそらく永遠に発見されないでしょう。しかし Much Better なシステムはおそらく1種類、Better なシステムは 2種類、すでに存 在しています。Much Better なものは、ShadowRunや Vampire: the Masquerade で使われているシステム (ただし、何個成功という部分をもうちょっ とうまく、成功の程度や目標値に繰り込む必要が有るでしょう)。Better なも のは1つは Task System 、そしてもう1つは Basic Role Playing Systemで使 われている % システムです。 [an error occurred while processing this directive]
こういう状況に有る以上、現時点ではRPGの作り方やその方向性について断 定はできず、「こういう方向も有るし、そういう方向も有るし...」という感 じで方向性を列挙するような形になってしまいます。非常に歯切れの悪い文章 になっていると思いますが、そういうわけですので許してください。
それに、オリジナルRPGを作ろうと思っている方の考えているワールドやシ ステムの方向性はそれこそ多種に渡っていると思います。そのような幅の広い ものを、個別に相談に乗るのであればともかく、このような1つの文章として まとめ挙げることからも、どうしても「これが良い!」というような決めつけ 的な方向では書けなかったのです。
とは言え、RPGも20年以上の歴史が有るために、システムにも、そしてワー ルドにもいくつかの基本形のようなものが生まれています。ステレオ・タイプ と言っても良いでしょうね。それらについて考えたり、実際に遊んだり、ある いはそういうシステムやワールドを自分なりに創ったり云々ということは非常 に勉強になるはずです。
あと、この文章は、WWWでの私のページ内での公開を主たる目的としている ため、文章内にリンクが張ってあります。そのためWWWブラウザ以外で見た場 合には、ちょっと読み難いというか、訳が分からないところが有るかもしれま せん。例えば紙の上で、この記事を読んでおられるかたには申しわけありませ んが、そういうわけですのでご容赦ください。
ところで、この記事も終りですが、その前に一つだけ…。
あなたがオリジナルRPGを作ったなら、 グループ内だけで遊ぶだけでなく、 ぜひとも広く公開してください。いまいちのものだったとしても、より多くの 人の意見を聞くことによって、良いものになる可能性が開けます。と言うわけ で、オリジナルRPGはどんどん公開して行きましょう。
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