計画の立て方と実行の手引

2006/2/27: 第1版
2006/3/7: 第1.1版

ステップ 1: 目的・目標を明確にする

  1. 何のために(目的)、何をやる(目標)のかを明確にする。

ステップ 2: 計画

  1. ステップ 1 で明確にした目標を実行するために必要な条件等を挙 げる(ブレイクダウン)。
  2. 挙げた条件について、各々を実現する順番を明確にする。
  3. 順序付けられた各々の条件等を新たな目標として、各々についてブ レイクダウンを繰り返す。これを、目標を実現するために必要な条件 を新たに思いつけなくなるまで繰り返す。目安として、最初の目標か ら3回程度ブレイクダウンするのが望ましい。なお、1回目のブレイク ダウンは、ステップ 3以降のステップへのブレイクダウンが相当する と考えてよい。
  4. 最終的な小目標の各々に、それを実行する順番と各々に必要な時間 を見積もる。ただし、この際、いくつかの小目標が時期的に重なるこ ともありうる。
  5. 小目標への分解は、一種類とは限らない。可能な限り多くの可能性 を検討せよ。
  6. なお、以下のステップの実行を計画通りに行なえない場合、あるい は計画に不備が有った場合等、随時計画を立て直すことが望ましい。

ステップ 3: 調査

  1. 読んだことの内で、重要な事柄はカード(ノート)に記録する。その 際、出典を明記する。
  2. 考えたこと、思ったことまたは感じたことも、細大漏らさずカード (ノート)に記録する。
  3. 実験したことも、細大漏らさずカード(ノート)に記録する。
  4. 上記いずれの場合も、記録した年月日を明記する。
  5. 原則として、各記録は一件一葉\&片面のみ使用の形式で記録する。
  6. 記録には、鉛筆等の消せるものは用いない。
  7. 用いるカード(ノート)のサイズは、好みにもよるが、以下のものが お勧め。

ステップ 4: 準備

  1. ステップ 5を行なうために必要な準備を行なう。

ステップ 5: 実践・実行

  1. 計画に従い、仕事を実践・実行する。

ステップ 5.1: 日々の実行(1)

  1. 一週間にやる予定の事柄を、B6あるいはA5の紙に書き出す。
  2. 書き出した紙を毎朝見て、一日の計画を立てる。
  3. また、仕事に区切りがつく毎に見て、計画を再検討する。
  4. 必要に応じて、やる事柄を書き足す。

ステップ 5.2: 日々の実行(2)

  1. 一週間にやる予定の事柄を、B6あるいはA5の紙に書き出す。
  2. 書き出した紙を毎朝見て、一日の計画を立てる。この際、5x3カードな ど手頃な紙に、タスクを1つづつ書き出す。
  3. また、仕事に区切りがつく毎に見て、計画を再検討する。
  4. 必要に応じて、やる事柄を書き足す。この際、5x3カードなどに書き出 すか、B6あるいはA5の紙に書くかはタスクの大きさや複雑さによる。

ステップ 6: 検討

  1. ステップ 5により得られる結果を検討する。
  2. この際、論理的な検討を行なうこと。
  3. かつ客観的な証拠やデータに基づいて検討すること。

ステップ 7: まとめ

  1. 最初に、何を書くのかを明確にし、1〜3文程度でカードに書き出す。
  2. それを書ために必要な以下の事柄を各々1〜3文程度でカードに書き 出す。
    1. 背景(これまでに何がやられていて、何がやられていないか。自 分は何をやるのか。)
    2. 前提(もしくは仮定)。
    3. 行なった事柄。
    4. 結果。
    5. 結果から言えること。
  3. 書き出した各々の項目について、さらに詳しくするため、1枚のカー ドに1〜3文程度で肉付けを行なう。この際、思いついたことはとりあ えずどんどん書き出す。
  4. 「結果から言えること」については、結果を多面的に分析し、そこ からレポート等の量に合わせて書く内容を取捨選択すること。
  5. 繋がりの良いカードをまとめて行き、まずは段落単位でグルーピン グを行なう。
  6. この際、話の壓がりが良くない箇所は、何かを書き漏らしていると 考えること。
  7. その後、節単位、必要ならば章単位にもグルーピングを行なう。
  8. この際に用いるカードとしては、好みもあるが、名刺サイズもしく は5x3サイズの情報カードがお勧め。なお、カードを繰ったりするの で、厚手の物が望ましい。