グリーン・スペースに入るのには、特に特別の 処理は必要ありません。これは、PC は常に各自の使用するコンピューターが 提供するグリーン・スペース から入るためです。
ただし、グリーン・スペース内での達成値と健常度、つまりプローブの達成値と健常度を設定する必要が有りま す。プローブの力強さは、グリーン・スペースに入る際にコンピューター技能 で決定します。その際に判定に成功すれば、Class ( 達成値 ) がプローブ・ プログラムの達成値と考え、またその達成値をそのままプローブ・プログラム の健常度とします。これは基本的に 継続効果の場合と同じです。
ただし、プローブ・プログラムの健常度の最大値は 15 です。上記の達成 値が15を越えても、それは15とします。また、もしプローブの健常度が何らか の理由で0になってしまった場合、グリーン・スペースから抜け出ることにな ります。
プローブは複数起動することが可能ですが、多くの場合、プローブはPCが 直接操作します。しかし、場合によってはス クリプトとしてプローブに自動的に行なう動作を与えることも可能です。
プローブに与えられる指示は、移動およびサービスに対する入力コマンド、 そしてマネージャー・プログラム に与えられ るのと同等の条件によるプログラムの起動のみです。プローブを通してPC に提示される情報は、プローブが自動的に動作を行なう場合でも制限無しに同 様にPCに提示されます。もちろん、そのようなプローブのPCに対する出力をフィ ルタリングすることも可能です。
また、Σ-Basic の eXtension に準じて、グリーン・ スペース内での行為についての判定に健常度を使う場合は、プローブの健常度 を使用します。
グリーン・スペースへ入る際は上記のような手続きが必要ですが、抜ける 場合は基本的に何の手続きもいりません。原則としてグリーン・スペースから 抜けるとコンピューターに指示すれば、すぐ (1Turn後) に、グリーン・スペー スから抜けています。また、プラットフォームとつながるケーブルを引き抜く などの行為によって、強制的にグリーン・スペースから抜け出ることも可能で す。なお通常は、グリーン・スペースから抜けた場合、グリーン・スペース内 のプローブも消滅し、次回にグリーン・スペースに入る際は、自分のマシンの 位置からとして認識されます。 [an error occurred while processing this directive]
グリーン・スペース内はデータウォールによって区切られていますが、こ のデータウォールは、それぞれがシステ ムの達成値と健常度と同等の、達成値と健常度を持ちます。
グリーン・スペース内では、1 Trunあたり、「走る」技能によって得られ る移動速度/2 m に等しい スクエアの移動ができます (端数は四捨五入。実際 は切り上げですが...)。
なお、各シティーのネットワーク管理組織の管理する場所の(グリーン・ スペース内での) 2点間の移動は、目標地点の座標さえ知っていれば (つまり その場所を知っていれば)、移動メニュー (あるいは移動コマンド) を利用し て、すぐに (1Turn) で移動できます。
また、公共の場から会社などのサービスに入る場合、その入口にいるなら ば、1 Turn でサービス内に移動できます。同様に、会社などのサービスから 公共の場に出る場合、サービスの出入口にいるならば、やはり1Turnでサービ スのすぐ前に移動できます。
ただし、異なるサービスからサービスへは、直接は移動できません。その ため、サービスからサービスへの移動は最低でも 3Turnかかることになります (サービスから出る、次のサービスの入口に行く、サービスに入る)。
また、シティー間の移動についても、だいたい3Turnかかります。 [an error occurred while processing this directive]
データの転送速度ですが、おおよそ1Turnで 1Gbyte (G = Giga = 1,000,000,000)の データを転送できると考えてください。ただし、これはほ ぼ最高速でのデータ転送速度であり、邪魔が入らない場合、つまりその通信路 において他のデータ転送がまったく行なわれていないような場合に限ります。 平均的にはこの1/10程度、つまり100MByte/Turn程度の速度になります。 [an error occurred while processing this directive]
ネットワークの使用料は、プローブがネットワーク内にどれだけいたか、1 分間0.1Crとして、利用時間によって計算されます。実際には、データ通信の 1MByteあたりで料金が加算されるのですが、プローブが存在していると、常に そのプローブに対して周辺状況のデータが送られるため、事実上時間単位での 料金加算と同じことになっています。