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このΣを使ってゲームを行おうというGMの皆さんや、あるいはこのΣのサ プリメントを作成しようと言う皆さんのための情報を、いくつか示しておきま す。
とは言っても、この章に示す事柄も決して『絶対』というものでは 有りませんので、あまり深く考えることなく、気軽にやってください。
この基本システムでは、キャラクターは人間であるとして説明してきまし た。しかし、オリジナルの種族等を作りたいという場合もあると思います。そ こで、ここではその様な場合についての注意をしておきたいと思います。
まず、判定の目標値となりうる能力値に関してですが、最小値は2としま す。また最大値は19とします。これらは、判定方法とのかねあいでこのように なります。ただし、能力値の最小値は2と言っても、種族等によっては、何ら かの能力値は必要ない場合もあるでしょう。そのような場合には能力値を削除 してしまってかまいません。
具体的な数字ですが、敏捷値と力強さは、『走る』等の技能で設定される 基本値を基準に決定できると思います。他の能力値に関しては、人間の場合を 基準に適宜決定できるものと思います。
さて、先には「判定の目標値となりうる能力値」と書きました。つまり逆 に、判定には能力値が影響しないような場合もあるということです。たとえば、 大型機械の操縦は基本的に人間が行うため、それらの行動は人間の能力値をも ちいて判定をするわけです。このような場合の機械等の能力値は、特に上限は 設定しません。好きなように設定してください。
また健常度の決定方法ですが、その種族の標準的なサイズ値を使用し、次 のように決定してください。
健常度 = 15 + サイズ値 - 1
ただし、「その種族の‥‥」とはいっても、ロボットを例に挙げれば小型 から超大型までのさまざまなものが考えられます。これらを全部ひとまとめに してしまうというのはさすがに大雑把すぎるでしょう。このような場合は、小 型とか中型、大型等のようにいくつかに分けて健常度を算出してください。 [an error occurred while processing this directive]
【Micro & Mega 】を使用する場合には、 健常度は常に 15 であるとしてかまわないでしょう。 [an error occurred while processing this directive]
このΣ-Systemは、汎用RPGシステムであり、今回示したものは、その基本 システムのみです。ですから、実際にRPGをプレイする場合には、この基本シ ステムに加えて、さまざまな世界を表現したサプリメントが必要となります。 もし、あなたがファンタジーRPGをこのΣで楽しみたいとしたら、ファンタジー の世界を楽しむためのサプリメントが必要になるわけです。
Σには、すでにいくつかのサプリメントが存在していますが、独自のワー ルドを作成したいと思われる方もおられるでしょう。そのような方のために、 このΣでのサプリメントの作りかたを若干説明させていただきます。
このΣ基本システムでは、必要最低限の能力値及び技能しか設定してあり ません。ですから、サプリメントを作成する際には、能力値及び技能を付け加 えていただくことになります。技能は基本システムの技能とサプリメントの技 能を合わせて20数個〜30個程度になるのが望ましいかと思います。また、この 基本システムでは、物品に関しては何も設定してありませんので、物品も設定 していただくことになります。
また、技能や物品等を設定することにより、ルールに関しても新しいもの を付加する必要が出てくると思います。その際は、積極的に新しいルールを作 り、そのルールを使ってゲームを行なってください。ただしその場合、これま でに作られているサプリメントを参考にして、目的とするものと類似のルール がある場合には、それからあまりかけ離れないようにして下さい。そのほうが、 ルールを作る際にも楽になるでしょうし。 [an error occurred while processing this directive]
とは言え、現時点では、Micro & Mega の関係や、 また、改訂中ということも有り、現存するサプリメントの ルールを参考にされると、後々問題になるかもしれません。
Σ-Basic System の古いバージョンとこのバージョンを読み比べて もらうと分かりますが、意外にあちこちに修正が入っています。 そのため、Σ-Basic System の今回の改訂の終了後、 サプリメントの改訂も行ないますが、その際、サプリメント内の ルールが大幅に変更される可能性も有るからです。 [an error occurred while processing this directive]
また、技能に対する関連能力値は、あまり著しい偏りがないようにしてく ださい。つまり、「特定の能力値のみが非常に重要になってしまう、あるいは 特定の能力値は全く何の役にもたたなくなってしまう」等の状況は可能な限り 避けてください。さらに、できる限り、各技能に対する関連能力値は2つ、多 くても3つにしてください。どうしてもそうせざるをえない場合を除いて、あ る技能に対する関連能力値を1つにしてしまうことは避けてください。
以上、サプリメントの作りかたというか、作る際の注意でした。簡単に言っ てしまえば、「好きなように作ってください。」と言っているわけです。もち ろん、あなたの作成したサプリメントの配布に関しては、最後に示すこのΣに 関しての注意に触れない限り、何の制限も設けません。ですから、皆さんの手 で新しいルール、新しい世界設定、新しい物品等をどんどん産み出し、このΣ を皆さんのRPGとして育て上げてください。